伝わってこそ、価値が生まれる

先月の社長通信では、AIを活用した書籍出版とガタケットを紹介し、本づくりの新しい可能性についてお話ししました。
月間テーマは「目的意識を持って仕事をしよう」。
本をつくること自体が目的ではなく、誰に何を伝え、どんな価値を届けるのかを考えることが大切だとお伝えしました。

10月17日・18日、鳥取県倉吉市で「ぼうさいこくたい2026」が開催されました。
2016年の鳥取県中部地震から10年の節目に、行政、企業、大学、市民団体などが集まり、防災への取り組みを紹介しました。

昨年の新潟大会では、私たちもJAGRAの活動を通じて、防災マップの可変印刷を紹介しました。
今年の鳥取大会にもブースを出展し、私も会場で来場者の皆さんと情報交換をしました。
こうした交流から、防災は印刷・出版業にとって大きな可能性のある分野だと改めて感じました。

例えば、皆さんは自分の地域の避難場所をご存じでしょうか。
災害時にどこへ逃げるか、家族とどこで落ち合うか。
必要な情報は地域や家庭によって違います。立派な防災マップをつくっても、見てもらえず、必要なときに使えなければ意味がありません。

情報は、つくることが目的ではなく、必要な人に届き、行動につながってこそ価値が生まれるのです。

これは私たちの本づくりも同じです。品質・納期・価格を守ることはもちろん大切です。しかし、依頼されたものをつくって納めるだけでよいのでしょうか。

防災マップなら、地域に合わせて内容を編集する。
高齢者には大きな文字で、外国人には多言語で伝える。
スマートフォンで最新情報を確認できるようにしながら、停電時にも使える紙を残す。
そうした工夫で、印刷物は暮らしを支える道具になります。

BEグループには、木戸製本所の印刷・製本、ミューズの編集・出版、GiHのシステム開発という強みがあります。
三社が力を合わせれば、情報を分かりやすく編集し、紙とデジタルで届け、必要に応じて更新するサービスも生み出せます。

これは中期経営計画で目指す「本づくりのプラットフォーム」にもつながります。
先月は「何のために仕事をするのか」を考えました。
今月は「自分の仕事が相手にどんな価値を届けているのか」を考えてみましょう。
製本にも、編集にも、システムづくりにも、その先に使ってくださる人がいます。
その人の立場に立ち、もう一歩考え、もう一工夫する。その積み重ねが信頼となり、新しい仕事につながります。

「つくる仕事」から「価値を届ける仕事」へ。BEグループの未来を、皆さんと一緒につくっていきたいと思います。

11月のテーマ
一致団結して成果につなげよう!     

一人ひとりが一生懸命仕事をすることは大切です。
しかし、それぞれが自分の仕事だけを考えていては、大きな成果にはつながりません。
お客様に喜んでいただくためには、部署や会社の垣根を越えて情報を共有し、知恵を出し合い、お互いに協力することが必要です。
「自分の仕事はここまで」ではなく、次の工程や相手の立場を考えて、もう一歩踏み込んでみる。困っている仲間がいたら声をかける。お客様のためになるアイデアがあれば提案する。
そんな小さな行動の積み重ねが、仕事の質を高めていきます。
そして、お客様の満足度が高まれば、信頼が深まり、リピートや新しい仕事が生まれ、各社の業績向上にもつながります。

一人の頑張りを、みんなの成果に。一致団結を合言葉だけで終わらせず、お客様にも会社にも喜ばれる成果につなげていきましょう。

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