お掃除ロボットが19,990円
我が家のお掃除ロボットが不調で、ネットで探すと、Ankerという会社のお掃除ロボットが29,990円で売っている。さらに期間限定で10,000円引き19,990円ではないか!こりゃ買わない手はない、とすぐ購入。
翌日には到着。動かしてみると静かで、スマホで掃除予約や運転モード切替もできる。
スマート家電時代へ進化していると実感する次第です。
お掃除ロボットが来てから普通の掃除機は使わなくなった
家事が楽になるようにとお掃除ロボット「ルンバ」をビックカメラで購入したのは10年以上前。7万円くらいで購入した記憶があります。
5年くらい使い動かなくなり、再びビックカメラに行くとNeato社(ネイト社:ドイツの会社)のロボット掃除機が安くて優秀ということで、新たに5万円くらいで購入。
確かに、掃除時間も1/3になり、段差などにも強い。
しかしNeato社のロボット掃除機は、2023年4月に事業が閉鎖され、販売が終了。
一方、現在もルンバは日本市場で高い人気を誇り、多くの家庭で使われています。
日本向けの改良を重ねながら、競争が激化するロボット掃除機市場で存在感を維持しています。ルンバの歴史を調べてみると、
2002年 iRobot社がアメリカで初代ルンバを発売。
2004年 日本での販売が開始。
2017年 日本での累計販売台数が200万台を突破。
2022年 AmazonがiRobotの買収を発表しましたが、 2024年に買収断念。
ルンバの成功要因は
① 外部環境として、共働き世帯の増加─家事の時短ニーズが高まり、ロボット掃除機の需要が拡大。
② 日本の住宅事情に適したモデルに進化─畳や狭い部屋にも対応する改良が進められた。
③ 強みとしての口コミとブランド力─「ロボット掃機=ルンバ」という認知が定着し、他ブランドり一歩リードしていること、と言われています。
私たちの強みを時代の変化の中でどう活かしていくか
私たちのBEグループの強みは何だと思いますか。
印刷製本だけならもっと高い技術を持つ会社、生産能力がある会社はいくらでもあります。
出版だけなら、制作能力でも編集能力でも優れた会社は数多く存在します。
開発の仕事も大手の開発会社は山のようにありますし、特に優秀な人材が多くいる業界で、ここで勝つことは難しい。
つまり各社単独で差別化することは難しいが、本づくりの「製造」「編集制作」「システム開発」ができる会社はそんなに数があるわけではない。
その強みを生かせるニッチなマーケットで勝っていくことを目指しチャレンジしているのです。
19,990円のお掃除ロボット
19,990円の掃除ロボットはAnker社が提供しています。
Anker(アンカー)は、2009年にスティーブン・ヤン(Steven Yang)によって設立された中国系のテクノロジー企業です。
Ankerは、もともと米国のGoogleで働いていたヤン氏が、「より高品質なモバイルバッテリーを提供したい」と考え、仲間とともに立ち上げた会社で、2009年に設立。
ノートPC向けの交換用バッテリーの販売からスタートし、2011年頃、スマートフォン向けのモバイルバッテリー事業に本格参入。Amazonを中心に販売を開始しました。
2018年に中国・深セン証券取引所に上場。
モバイルバッテリー、充電器、スマートホーム機器など、多様な電子機器を手がけ、世界的なブランドとして成長しています。
Ankerは、特にAmazonでのダイレクト販売戦略を活かし、高品質でコストパフォーマンスの良い製品を提供することで急成長しました。
私も、スピーカー、イヤホン、充電器、お掃除ロボットとお世話になっています。
私たちのBEグループも、何を、誰に、どこで、どのように販売していくか、知恵を絞っていかねばなりません。
2月のテーマ 10年後の未来を考えて仕事をしよう
思考の3原則ということは何度か書いていると思います。
①本質的に考えるー何のためにやるのかを考えること
②長期的に考えるー今の最善ではなく、5年後10年後を考えること
③多角度から考えるーお客様の視点、社会の視点、さらには地球規模での視点を持つこと
今月のテーマは、② 長期的に考える(持続可能な視点を持つ)です。
目の前の利益や短期的な成功にとらわれず、5年後・10年後の未来を見据えて行動する。
短期的な成功が長期的な成長につながるとは限らないので、本当に価値を生み続ける選択をすることが重要ですね。