皆さん、こんにちは。
11月24日・25日の二日間、大阪国際会議場で開催された「日創研 全国経営発表大会」に参加してきました。
全国から1,300名を超える経営者が集まり、70グループに分かれてそれぞれの経営実践を発表します。
私はアドバイザーとして参加しましたが、会場全体に流れる「もっとよくしたい」という熱気に、あらためて経営の奥深さと面白さを感じました。
当社もかつて、西脇常務と共にこの大会で発表したことがありますが、初心を思い出すような、刺激に満ちた二日間でした。
私の担当したグループには、19名の経営者、幹部が参加し、7名が発表しました。
キムチ製造販売の創業社長は、商品の差別化と新規顧客づくりに悩みながらも、前向きに改善を重ねています。
四国で4店舗のカフェを経営する女性社長は、信頼していたスタッフの横領という苦難を乗り越え、1.5億の売上をつくるほどの行動力を持っていました。
広島で地酒販売に取り組む会社の幹部は、「他社とは戦わない」独自戦略を磨きながら、日本のお酒の価値を日々発信しています。
四国の総菜会社から参加した若手社員は、食堂の全国展開に挑む100億企業の一翼を担い、熱い思いを語ってくれました。
愛知の住宅建設会社は、YouTubeを活用した独自の情報発信で、大手との差別化に挑戦しています。
長野の地方新聞社は、若者の地元離れを止めるために、新たな情報サービスを立ち上げています。
そして埼玉の内装業の創業者は、M&A後の新しい会社づくりに奮闘しながら、経営者としての覚悟を語りました。
どの発表にも共通していたのは、「変化の激しい時代において、いかに新しい顧客を創るか」というテーマでした。業種も規模も違いますが、その必死さと前向きさに、大きな学びをいただきました。
大会の最後、日創研の古永講師からこんなメッセージがありました。
「もはや、過去の成功体験は通用しない。だからこそ、事業の見直しと環境変化への適応が必要です。自社のあるべき姿を明確にし、戦略と計画をゼロベースで考え直すこと。市場の変化、顧客ニーズの変化をつかみ、どの市場で勝つのか、どの資源を集中するのかを定める。マーケティング重視の経営に舵を切らなければいけない。」
この言葉は、まさに今の私たちに向けられたものだと感じました。
Book Entertainment Groupとして、私たちは「本づくりで人々の心と生活を豊かにする」という共通の想いを持っています。
しかし、その実現方法は時代とともに変わります。
だからこそ今あらためて、「私たちはどんな会社でありたいのか」「どんな価値を社会に提供するのか」を具体的に描き、戦略に落とし込んでいく必要があります。
変化の時代は、不安でもありますが、同時に大きなチャンスでもあります。
私たちも、一歩ずつ「脱皮」しながら、未来を創る会社へ成長していきましょう。
12月のテーマ 人を活かして選ばれる会社にしよう!
お客様から選ばれる会社になるための一番の力は、設備でも価格でもなく「人」です。
私たち一人ひとりの姿勢、対応力、気づき、改善提案こそが会社の価値をつくります。
だからこそ、BEグループは“人を活かす”ことに取り組んでいきます。
学ぶ機会を増やし、役割を明確にし、挑戦できる環境を整える。
仲間の強みを認め合い、弱みはチームで補い合う。
そんな組織になれば、自然とお客様から信頼され、選ばれる会社へと成長できます。私たちの未来は、私たち自身の成長から生まれます。
ともに磨き合い、選ばれる会社をつくっていきたいものです。