スポーツの秋
ワールドシリーズはドジャースがチャンピオンになり、日本シリーズでは下剋上で横浜DNAが制覇。
大相撲は大関同士の13勝1負対決を琴櫻が制して初優勝した。
11月2日に行われたサッカーのルバンカップでは、アルビレックス新潟が決勝同点で惜しくもPK戦で敗れたが、テッペンまでもう少しのところまで来た。今週末でJ1残留を決めてほしいものだ。
私も11月16日に新潟市内7ロータリークラブ野球大会に新潟南ロータリークラブとして参加し、優勝することができた。
全力疾走したり、ドキドキしたりで楽しい時間だった。スポーツはたのしい。
スポーツの秋が終わり、新潟は暗い冬に向かう。
しかし、一年で一番昼間が短い冬至は12月21日土曜日。
あと3週間すれば日は伸び始める。つまり、春は近いのだ。
北国の春を楽しみに、寒い冬を乗り越えていきましょう。
製本は印刷会社がする時代になった
木戸製本所では今年から大口のお客様の内製化が始まり、いよいよ大きな影響が出てきたという感じだ。
当社のお客様の内製化が始まったのは2007年くらいからだが、製本会社に対するお客様のニーズが変わったということだ。
当社の成長期は、製本は技術が必要なものだった。
しかし、2000年くらいから製本機械の自動化スキルレス化が進み、製本は内製するもの、という位置づけになった。
内製することのメリットが、外注するメリットよりも大きくなった。
木戸製本所も2000年ころから製本だけでは生きていけない、ということで、ODP事業部でデジタル印刷に取り組み、インターネットでの受注の必要性からGiHという会社も始めている。
しかし、製本で何とか食えるので、本気度が全然足りなかった。
ようやく尻に火が付いたというところだ。
幸いにも少しだけ準備をしてきた。
デジタル印刷+上製本は20年以上取り組んできているし、アルバム製本も取り組み始めてから10年近くになる。
お客様が電話やファックスで仕事を運んできてくれた製本受注スタイルから、自ら顧客を創り受注していくという新しい仕事を本気で取り組んでいかないといけない。
木戸製本所の見積り受注システムをストーリーとして考えてみる
GiHの佐藤取締役が常に「まずストーリーを考えろ」という。基本原則に従って、私なりに考えてみた。
<基本原則1 商品やサービスではなく、消費者を主人公にする>
ターゲットは全国の印刷会社17000社。
年に一度か二度または二年に一度か三年に一度少部数(100部以下)の上製本を頼まれることがある。
上製本は表紙の作成や見返しの用紙、スピンや花布、カバーに帯など専門的知識も必要で見積りするのも大変だ。
それを簡単に手引きし、印刷製本まで終わらせてくれたらなんと助かることか。
<基本原則2 消費者が買うのは外的問題に対する解決策ではなく、内的問題の解決策である>
このサイトに行けば欲しい上製本やアルバム製本の仕様が作れてなおかつ、料金と納期がわかる。
面倒な紙の価格を調べたり、いちいち見積りをとって見積りが来るのを待たなくてもよい。
表紙まわりの面倒なデータ作成やデータ入稿もテンプレートで制作して、入稿すれば簡単。
<基本原則3 消費者が求めているのはもうひとりの主人公ではなく、導き手である>
印刷会社に問いかける 「どのようなジャンルの本なのか」。
文芸か、記念誌か、絵本か、写真集か。
その次に、誰に何を伝えたいのか、部数は、予算は。
質問に答えると、欲しい本の仕様が明確になり、教えてくれる。
<基本原則4 消費者が信頼するのは計画を提示する導き手である>その後、納期を入れると、スケジュールが出る。
いつまでに入稿すれば、いつまでにできると手順がわかる。
<基本原則5 行動を促されない限り、消費者は行動しない>
簡易見積りと詳細見積りがあり、簡易見積りはウェブ上で見積金額が出る。
詳細見積りはメールで送信し、そのメールでウェブに誘導 し発注画面に行く。
入稿がない場合は一週間後に伺いのメールを送る。
実はまだ続きがあるのだが、続きは社員さんを交えてのミーティングで話し合いたいと思う。
私たちは、ついつい自分たちの都合で物事を考えてしまう。
そのやり方はできない、その納期では無理だ、場所がない、人がいない、金がない、などなど。
成功している人たちは、お客様を主人公に、できる方法を創り出しているのだろう。
不可能を可能にすることがビジネスだ。そういうスピリッツを持ち仕事に取り組みたい。
12月のテーマ 仕事に対する気持ちを高めあおう!
仕事をして、気持ちが高まるのは、どのようなときだろうか。
私は、お客様に「ありがとう」と言っていただいたり、一緒に仕事をしている人から「ありがとう」と言っていただけたときのように感じる。
その前提となるのは、相手のことを考えて仕事をすること。
お互い努力し、成果をつくり、認め合い、感謝することで仕事を楽しむことができれば、仕事に対する気持ちも高まると思う。